実家の父から救援物資が届く。葉付き大根、虫食い付きほうれん草、人参、生姜、キャベツ半分。そして、いつも通り父を見て娘は大泣き。僕には分からない何か理由があるんだろうと思う、別に泣くから怖いとか嫌いって感じでもないんだけど、ごめんなさい父。
さて、大根は立派な葉っぱをしおれさせるのが惜しくて(食べない、という選択肢は始めからない)、すぐに刻んで豚肉と人参としいたけと一緒に炒めて夕飯のおかずに。真ん中の多少は柔らかそうな部分は菜飯用に刻んで塩をしてしばらく放置、炊飯後のご飯に水を切って混ぜてしばらく保温してこれも夕飯。どちらも青物の味がして、美味しくいただきました。
しかし、こんな立派な大根は絶対にスーパーにはないし、ベランダでも育たない。これが本物の大根だって僕は知っているし娘にも教えるけど、それを僕が知っているのは父が畑を趣味にしているからってだけだ。たとえば、娘と同世代の子ども達には分かるんだろうか? 穴の空いていないほうれん草を育てるのが難しいこと、人参にはアゲハの幼虫がよくいること、長くてまっすぐな人参が貴重品であること、等々。知らずに育つなら不幸なことだと思う。でも、それが標準かもしれない。
平たく言えば「素敵な野菜をありがとう>父」。