長女が黒い観音開きの大きな門のある家の前で柏手を打っていて、どうしたものかと思う。いや、嬉しいんだけどねそれ、きみはキリスト教系の保育園に通っていなかったかい。まあ、近くの神社にお散歩にいっちゃうような、ちょいゆる系キリスト教だけどさ。
同じく長女から「憲法記念日って何?」という難しい質問が来る。憲法を「大事なお約束」、記念を「忘れないように覚えておくこと」と説明した上で、「けんかしちゃだめだよ」「がっこうへいこうね」とかいろいろなお約束があって、忘れないように特別おやすみの日にしてあるんだよ、と言ったらいちおうの理解はされた模様。どうでもいいけど「天皇」を「王様」って言い換えると違和感があるんだけど、これはなんだろうなあ。憲法第一条「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」を言い換えると「王様はみんなの王様だよ」になる、って説明したかったんだけど。
以下、ちょっと覚え書き。
・第一章 天皇「王様はみんなの王様だよ」
・第二章 戦争の放棄「けんかしちゃ駄目だよ」
・第三章 国民の権利および義務「みんないい子だよ」「いい子にしようね」「いじわるしちゃ駄目だよ」
・第七章 財政「お金は大事だよ」
・第九章 改正「勝手にお約束やぶっちゃ駄目だからね」
国会とか内閣とか、その辺は説明が難しいからパス。探したら「子どもにも分かる日本国憲法」とかありそうだけど、しかし、うちの娘はいま三歳ですよ。なに真面目に説明しようとしてるんだろうなあ。