ではないけれども。佐藤友哉の「クリスマス・テロル」「子供たち怒る怒る怒る」読了。通算36冊、37冊目。これが売れているのだとしたら、世の中ってことのほか単純なのかもしれないと思う。それとも、文学みたいなものと、そうでないもののミッシング・リンクなのか。しかし、テロルの帯に「問題作中の問題作、あるいは傑作」みたいなこと書いてあって、それさえなければもうちょっと評価できる話だったのになと思う。「みんな書きたいと思ってるけど書かないことを書いちゃいました」ってだけだ。