昨日、職場であまり嬉しくないことがあった。こちらに非のないことで、たぶん十万円だか二十万円だかの給料の返納を迫られることになるらしい。腹が立って担当者に幾分きつい言い方で質問をしたり、根拠を示すように要求したりした。なんというか、担当者に怒っても何ともならない話ではあったし、それは昨日の時点でも分かっていた。でも釈然としない気持ちだった。
今日、その担当者と直接会って話をする機会があった。もちろんあまり嬉しくないことが何とかなった訳ではない。そんなものは何ともならない、そういう職場で僕は働いている。けれど、なんとなく釈然としない気持ち、はいくぶん解消した。彼が何もしていない訳ではないことも分かったし、こちらの立場を理解してくれていることも分かった。いや、分かるだけなら昨日から分かってはいたんだ。「まあ彼に任せておくよりないよなあ」、そういう納得ができたかどうかだけが昨日との違いだ。とりあえず、会って話して、言われる内容には何の変化もなかったけれど、幾分は納得した。うん、そういうのってきっと大事だ。
しかし、十万円だか二十万円だかの出費か。どうも間違って払った分は返せって言われるけど、間違って払わなかった分はそのままっぽいんだよなあ。対等じゃないよなあ。