もいちどあなたにあいたいな新井素子。先に読み終えた妻に酷評されていたけれど、言うほどひどくはなかったと思う。なんていうんだろう、これを書き上げなければ次回作がないんだとしたら、とりあえず書き上げたことだけは評価してもいいんじゃないだろうか。確かに読むべきところは何もなかったけど。次回作に何か期待できるかっていうと、まあ新井素子が何を書くかなんて誰にも分かるものかだし、そもそも次回作なんて書かないかもしれないし、また八年後かもしれない。まあ、でも。
しかし、新井素子が書こうとしてるテーマってSF設定使わないで書いた方が説得力があると思うんだけど、そんなことSF作家に言っちゃ駄目か。別に説得するつもりもなさそうだけどなあ、それがこのひとのいちばんの問題かなあ。