となり町戦争

気がついたら文庫化してる。ファンまがいの読者としては、売れて良かったと思うべきか。しかし、広告の「書き下ろしサイドストーリー収録」が若干苛立たしい。確かにいくらでもサイドストーリーを書く余地はあるだろう。でも、それで売るのか?
彼の書く組織−世界の歪み方は、公務員としての世界感(観)のような気がするんだけど、これってどの程度、一般的な意見なんだろう。少なくとも彼は公務員と名乗らないことだって出来たはずで、あえて公務員を表に出している以上、それが宣伝なり販売なりに貢献する、という判断なんだろうけど。