「バレエ・メカニック」「赤い竪琴」津原泰水。よく分からないけれど読ませる「バレエ」と、よく分からないけど読ませない「竪琴」って感じ。そもそも新聞の書評で見かけて、その内容が僕のみた夢にすごく似てる気がしたから図書館で予約して三ヶ月待った、という僕の読書史上(たぶん)はじめての展開で出会った作品「バレエ」と、それがよかったからって図書館で借りてみた「竪琴」。「バレエ」がヒットしたのも、「竪琴」がハズレだったのも当然の展開かもしれない。「竪琴」も、悪くないと思うんだけど、誰かは好きかもしれないけど、でもそれは僕じゃなかった。逆に、「バレエ」がすごく良かった、っていうのも僕にヒットしただけだと思う。僕は気に入ったけど周りの誰に勧めたい感じでもないし。ああ、柳美里の「雨と夢のあとに」を気に入った時がそんな感じだったかも。父親と娘ネタの小説に弱いだけか?
もう一冊、「文学少女と繋がれた愚者」野村美月。こっちはわかりやすくて読みやすくて、とりあえずWikipediaで先読みしてた分をゆっくりと後追いしてます。ブックオフでみかけたら買うって妻に言ったら大絶賛じゃないかといわれたけれども。いや、ラノベにしては頑張ってると思うんだ。今のところ。
今年ここまで14冊/13週目。目標値はだいたい1冊/週として、まあとりあえず悪くないペースか。今年はラノベばっかり読む一年になる気がするなあ、なんとなく。とりあえず夜中にマリオやってると、難しい本は難しいかなあ。